ミッション
〜日本の匠の技〜
私が着物リメイクドレスを作ったきっかけは、アジアから集まる女性役員が自国の民族衣装でガラ・ディナーに出席するのを目の当たりにして、私も自国の民族衣装を着たい、着るべきだと気づかされたことです。しかし着付けの出来ない私は、着物リメイクドレスを作ることにしました。
着物生地を探していく内に、着物の地模様の美しさや和柄に目を奪われました。そして季節感あふれる紋様は、四季の美しさを知っている日本人ならではの贅沢です。また着物の色合いや和柄が自分の肌の色を引き立たせてくれることに気がつきました。国内外のブランドの洋服ですとお友達と運悪く重なってしまうこともありますが、着物リメイクドレスは、世界でひとつのオンリーワンです。
〜シェアリング・エコノミー〜
素敵な洋服は所有したい気持ちに駆られますが、レンタルであればクリーニングや収納の心配いらず。毎年同じメンバーと集まる方にはうってつけでしょうか。コンサートや授賞式でインパクトのあるドレスほど着られるのは一回限りです。このアップサイクリングは、環境にも優しく大切だと思います。
これまで洋服では着ない色が着物だったら似合う、洋服にはない色や模様が案外と合うことを知っていただき、皆様の美しさがアップしたらこの上なく幸せです。ゆくゆくは、着物リメイクドレスの仲間が増えて、コミュニティーが出来たら良いなと思います。
〜サスティナブル・ギビング〜
児童養護施設を高校卒業と同時に退所しなくてはならない方々を支援したいという思いで、「和喜愛愛」を設立しました。子供達は日本の将来の担い手ですから、安心して働く、また勉強できる環境を整えるのが大人の役目ではないでしょうか。そして、それが社会に還元されるのです。
皆様にニーズのあるビジネスであれば利益が生まれ、継続的にサポートできるのではないかと考えました。私の活動が全てを解決する訳ではありませんが、できることからするというのが私のモットーです。
支援先である一般社団法人 リーチ奨学育英会(旧 至誠奨学育英会)http://shiseiikuei.or.jp/は、児童養護施設を退所した方々に進学の機会や社会人となった際にシェアハウスの提供をしています。至誠奨学育英会の理事長・高橋利一様がかつて学園長をされていた至誠学園立川は1912年に創設された歴史ある団体で、常時およそ60名の子供達が暮らしています。
この支援活動に賛同していただき、思い出のある大切な高価な着物の寄付を早々にお申し出いただきました。心が暖まります。心より感謝申し上げます。着物リメイクドレスの一部は寄付された着物を有り難く使わせていただいております。お名前の公開にご同意いただいた方々のお名前を掲載しています。
和喜愛愛 代表 鍋嶋麻奈


